乱視用カラコンで表示されるCYLとは?
乱視用カラコンで表示されるCYLとは?
乱視用カラコンで表示されるCYLは、円柱度(Cylinder)の略称です。円柱度は眼の屈折異常を矯正するために必要な度数を示す指標の一つです。通常の近視や遠視とは異なり、角膜や水晶体の形状による屈折異常で、画像が焦点の前もしくは後ろに焦点を合わせることができない状態を指します。 値は乱視の程度を表します。具体的には、正の値や負の値で表され、単位は「ディオプター(D)」です。角膜または水晶体の形状による乱視を矯正するためにプラスやマイナスの度数が必要であることを示し、乱視の方向を指定します。一方0.00Dはないことを示します。 乱視用のレンズはこの値に基づいて設計され正しく矯正し、視力を改善する役割を果たします。視力障害を持つ人々にとって、視覚的な品質と外観の両方を向上させるための便利な道具となっています。眼科医の詳細な検査と処方箋をもとに選択されるべきであり、正確な乱視矯正のために非常に重要です。したがって乱視用カラコンを使用する際には、適切なCYL値を持つものを選択し、眼科医の指導に従うことが大切です。
乱視用カラコンを選ぶ時に必要なAXLについて
乱視用カラコンを選ぶ時に必要になる数値にはAXLがあります。これは乱視軸を表しており、目の状態に合わせて0度〜180度で表示されます。この数値は乱視の歪みの角度を表すために用いられており、例えば歪みが縦方向の直乱視だと180度、横方向の倒乱視だと90度なります。 また、乱視用のレンズを購入する際には乱視度数を表すCYLの数値も必要となります。これは歪みの強度を表しており、0.5刻みで表現されます。 そのため、乱視用カラコンを選ぶ際にはAXLとCYLの組み合わせが適切なレンズを選択する必要があります。さらに、コンタクトレンズを選択する際にはレンズの大きさやベースカーブの異なるレンズも複数用意されているため自分の目に適した商品を選択することで快適に使用することが可能です。 これらの数値については眼科で専用の検査器具を用いて調べてもらわないと知ることが出来ません。よって、初回購入時には眼科を受診して処方箋を作ってもらう必要があります。